step6 ベースコート塗装作業
いよいよ修理した部分を本格的に塗装していきます。この工程では車体の色に配合された塗料をスプレーガンを使って吹き付けていきます。塗装をする時、スプレーガンから噴霧された塗料が塗装するパネル以外に付着しないようにマスキングをします。塗料は小さな隙間にも入り込んでいくので、細かく丁寧にマスキングをしていきます。塗料を吹き付ける前に汚れや油分を脱脂剤でキレイに拭き取り、塗装する直前にタッククロスと呼ばれる少し粘着性のある布でほこりなどを拭き取ります。サフェーサーを染め上げ、元の車体の色に馴染ませるように数回に分けて塗装をしていきます。
step6-1
塗装前のマスキング
①塗装ブースの中で塗装するため、塗装面だけではなく車全体をビニールで覆います。ビニールとマスキングペーパーの隙間がないように目張りします。
②測色して混ぜた塗料を濾過します。これによってゴミや不純物が塗料に入る事を防ぎます。
③塗料を吹き付ける表面のホコリや汚れをタッククロスという布で拭き取ります。少しだけ吸着力のあるタッククロスを使用する事で汚れを逃しません。
step6-2
スプレーガンで塗装作業
④塗装面にムラが出ないように満遍なく均等に塗料を吹き付けていきます。様々な角度から見てムラが出ないように調整していきます。
⑤塗料の吹き付けが終わったら送風して乾かします。これでベースコート塗装は完了です。どこにヘコミがあったか分からないようになりました。
step6 ベースコート塗装作業
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