step1 マーキング・パーツ取り外し
マーキング・パーツ取り外し作業は板金塗装を始めるための基本工程となります。お客様から車をお預かりする時に、受付担当とお客様で車の傷を確認し、作業者に引き継ぐときに間違いがないようにマスキングテープを使ってマーキングします。作業者は車をお預かりしたら傷を確認し、作業の効率や仕上がりを考え、必要であればパーツを取り外します。外すときに傷がつかないよう慎重に、傷がつきやすい所は部材を用いて保護します。今回はこの工程でどのような作業が実際に行われているのか、写真を使って説明します。
step1-1
修理をする傷とヘコミの位置をマーキングする
傷とヘコミの位置をマーキングします。まずはどの部分を修理するのかを確かめ、傷の深さ・ヘコミ度合によってどこまで削るか、どの工程を行うのか決めていきます。
マーキングし終わったところです。中央部分が大きくヘコんでいます。今回はバックハッチのこの部分をメインに修理します。
step1-2
修理が必要なパーツの取り外し
板金塗装の際に傷をつけないために繊細なエンブレムを取り外しています。取り外した後に完全に同じ位置に戻すためにマスキングテープを使って印を付けておきます。
ハッチ下部のパーツを取り外しているところです。ナンバープレートやハッチの取っ手部分もすべて外します。壊れたり傷が付いたりすることの無いように、慎重に慎重に外していきます。
step1-3
リアバンパー取り外し
留め具を外してリアバンパーも一度取り外します。リアバンパーも取り外すことで外から見えない車体の骨格部分が見えるようになります。
後部のパーツがすべて外れた状態です。このようにパーツを外すことで外からは見えない部分がゆがんだりしていないかチェックすることができます。ネジや留め具などは無くならないように車内にまとめて保管します。
step1 マーキング・パーツ取り外し
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